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同人活動の思い出/掲示板などの公開コメントに返信する時の緊張感について

私が初めて自分のサイトを作ったのは2000年頃でしたが、当時はサイトの感想を伝える主なツールは掲示板で、ほとんどのサイトに掲示板が設置されていました。

個人的に掲示板は「荒らしが来た時にみんなにバレる」のが欠点だったと思います。
メールや拍手メッセージなど一対一で送られるものなら、どんな誹謗中傷が来ようと読むのは自分ひとりで済みますし、黙っていれば揉み消せます。でも掲示板に荒らし書き込みがあると、掲示板に来た人全員がそれを見てしまうので、関係無いのに嫌な気分になる人が出てきてしまいます。

自分が誹謗中傷されることよりも、サイトに来てくれた閲覧者さんが不快な書き込みを見て萎えてしまうことのほうが、申し訳なくてツライと思いませんか?
私はそう考えていたので、何かあっても対応に失敗しないようにという緊張感を持ってサイトをやっていました。実際に荒らしが来ることなんてまず無かったけど、覚悟だけはしていました。

掲示板のような誰でも見られる場所でのコメントは、自分が思っているよりも多くの人達に見られています。コメントをする人は管理人だけに向けて書いているつもりでも、実際は他の見知らぬ人達もそれを読んでいて、そこであまりにも変な発言があれば横からツッコまれることもあります。

で、そんなコメントに対する管理人の返信も、これまたみんなに見られています。
公開返信というものは、コメントをくれた人だけでなく、その場で見ている人達全員に読まれることを想定して書いたほうがいいと、私はそういう考えでした。

個人サイトの掲示板は、嫌なコメントも来るかもしれないという緊張感と、自分の対応次第でサイト管理人としての力量を判断されるという緊張感に満ちていました。
昔の私は、この緊張感をそれなりに楽しんでいた記憶があります。

自分のサイトなのだから、自分が嫌だと思うコメントは黙って削除するのもアリです。
でも、何かしら返信できる余地のあるコメントなら、ひとつの意見として向き合ってみるのもアリかもしれません。上手くいけば「きちんと返信した上で追い払う」ことも可能です。

ただ、大昔、知人のサイトの掲示板にビッシリと書き込まれていた「氏ね氏ね氏ね…」というコメントは、返信もクソも無いのですぐに削除されていました。
私はそういうシンプルなコメントは頂いたことが無かったけど、同人歴が長くなるにつれて、コメント返信の経験値がどんどん積まれていくのは楽しかったです。

公開コメント&公開返信にはそういった緊張感がありましたが、一対一のメッセージもまた、相手だけに送る特別な文章なので別の緊張感がありました。ただ、私はよほどのことが無い限りは真面目に考えて返信をしていましたが、相手が私の返信に満足してくれていたかは謎のままです。

コメントに返信する時の緊張感は、私の同人生活の中でも強く印象に残っています。
でも現役の間は表に出すべき話ではなかったので、これも引退後だから語れることです。

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