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同人活動の思い出/学パロに関する思い出

今も「学パロ」という言葉が残っているのか不明のため、少し前置きをさせていただきますが、学校が舞台ではない作品のキャラ達が、生徒や先生になって学校生活を送るパラレル世界を描いた二次創作のことを「学パロ」と呼んでいた時代がありました。

学パロの「パロ」は「パロディ」の略ですが、言葉の意味としては「パラレル」のほうが個人的に合っている気がします。でも私の日本語能力は超絶ウンコですので、その辺のことは頭の良い人がいろいろ考えてくださると有難いです。

こういった、原作の世界観を完全に入れ替えてしまう二次創作は、学パロだけでなく現パロ(歴史ジャンルのキャラが現代人になって現代で生活しているもの)もありましたし、遊郭パロやホストクラブパロなども見かけたことがあります。

で、この手の二次創作はアリかナシか?という話をするなら、私は大好きでした。
具体的な理由を聞かれると困るのですが、単純に面白いと思って楽しんでいました。
同人をやめてから振り返ると「よくもあんなにブッ飛んだ妄想ができたものだ…」と遠い目になるのですが、今も別にそういうネタは嫌いではありません。

そう言えば某ジャンルにいた頃、自カプの最大手さんが分厚い学パロ本を出して、それが大好評でツイッターでもその話題で盛り上がっていたことがありました。
私や他の人達もそれに影響されて、学パロ漫画を描いてツイッターに投下し、みんなでキャッキャしていたのですが、そこへ突然「学パロの何がいいのか分からない」と空リプした人がいました。

出、出たー!(・∀・)ツイッターでは親の顔より見た地獄のような光景だー!
こういう時って、ブームの原因になった大手さんや、学パロを描いている私達へ直接リプされることはまず無くて、周囲の人達全員にケンカを売る空リプが定番ですよね。

その後すかさず他の人が「学パロに文句言ってる人ウザイわ」と空リプして、私はタイムラインを見守りながら「ヒュー!熱くなってきたぜぇー!(・∀・)」とニヤニヤしていました。

私は、ツイッターには悪い点が多くあると判断して退会した人間ですが、同人界隈の争いごと自体はもっと大昔からあることですし、嫌いではありませんでした。
自分が優位な立場のほうだったら何も問題ありませんし。

ただ、全員がひとつの場所に集められるツイッターではなく、大昔のようにそれぞれの個人サイトで盛り上がっていたなら、学パロが苦手な人もスルーできたかもしれないので、やはりツイッターの仕組みが悪いのだなと、当時あらためて実感しました。

ちなみに、学パロなどが苦手な人の気持ちもよく分かります。
原作の世界観では生死をかけた戦いをしているのに、都合良く学パロにしてみんな仲良く平和な世界なんて、いくら二次創作でもキャラ崩壊しすぎだと感じる人もいるでしょう。

この辺は、どこまで許容できるかというのが人によって違います。
そう考えると、二次創作の世界は解釈違いに満ちていて当たり前なのです。
それにしても、私自身が学パロが好きな理由は上手く説明できないのに、学パロが苦手な人の気持ちはかなり具体的に想像できるのはなんとも不思議な話ですね。

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コメント

  1. 匿名 より:

    ヒロコさん、こんばんは。
    学パロは、未だにそういう呼び方です。
    学パロではなく学〇〇などと言った漫画やアニメの名前を縮小した呼び名を「学」に、くっつけることもあります。
    私はそういうパロディーネタも好きです。
    現パロも自分でも書いています。原作に忠実に書いた小説より、パロディーの方がウケが良いように感じます。

    ツイッター辞めて、悪目立ちしなくなったせいか、ツイッターでの同人ファン達の喧嘩などにも巻き込まれなくなりましたし、ご意見番みたいな人の目にとまってしまい、空リプでちょこっとした悪口も書かれなくなりました。

    そういう悪口書く人は、他に攻撃しやすい人を見つけて、他の同人作家の人を虐めているようです。
    職場のイジメみたいに、退職すればイジメのターゲットが他に移っていくのと同じような現象が起こるのだなと感じました。

    ブログに移行して良かったです。

  2. るかな より:

    ヒロコさんこんにちは。パロは私も大好きです。他の作品の設定を使ったパロもありましたね。Aという作品のキャラがBという作品の世界観にいたら…みたいなやつです。
    本編の設定や世界観から離れたキャラ達を見るのは新鮮でしたし、夢が広がりました。
    今でも脳内で○○パロ妄想を楽しんだりする事もあります。

    私はてっきりパロものってウケがいいものだと思っていたので苦手な人もいるのが少しビックリしました。でも二次創作って地雷やら解釈違いで戦争勃発する世界ですし、そういう人がいても何ら不思議ではないですよね。
    ツイッターはオタクに限らず政治系やアイドル系など、様々な分野の人が仕切りもない空間に入れられてるようなものなので、仕組みそのものがケンカ誘発してますよね。
    オタク以外の界隈でもしょっちゅうバトルが繰り広げられていますし。

    そのケンカも安全な場所からヲチってるぶんにはむしろ面白いのですが、自分が渦中にいたらたまったもんじゃありませんね。

    ただ静かに生息していたいのに、何かを発信する以上争いはなくならないんだなーとしみじみ実感しています。

  3. ヒロコ1号 より:

    >匿名さん
    こんばんは。同人から離れて何年も経つと「今はこの言葉は通用するのかな?」と不安になることがあります。言葉というのは変わっていくものなので。
    パロディって何故か原作準拠の話よりもウケが良いことが多いですよね。
    私も経験がありますが、あの風潮はパロディが苦手な人にはキツそうだなと思います。

    どのジャンルでも、作り手として人気のある人が影響力を持つのは、昔からそうでしたし全然かまわないのですが、ツイッターでは何故か、ロクに作品を作っていない人までもがご意見番を気取ろうと必死になっていたりして、あれは本当に謎でした。
    ツイッターが無かった時代は、作品で目立てない人がでしゃばるのは不可能だったのに。

    悪口にばかり熱心な人は、ツイッターの外に出れば何もできないと思いますので、ツイッターをやめればそういう人に出会わなくなるのはある意味当然と言えます。
    ツイッターの外に出ると、自分のメンタルだけでなく周囲の空気もかなり変わるので、それに気付いて驚く人も多いです。私も今の自分の環境は落ち着いていて良いと思います。

  4. ヒロコ1号 より:

    >るかなさん
    こんにちは。他の作品の設定を使ったパロも、その作品を知っていれば楽しめますね。
    パロものは普通の二次創作よりもさらに原作無視度が高いのに、ウケが良いのは不思議だなと現役時代からうすうす感じていました。
    でも私も好きですし、苦手と言っている人も時々見かけましたが少数派でした。

    個人的に、オタクしかいない場所でオタク同士がバトルしているのなら、そういう場所なのだと納得できます。でもツイッターは、仰る通り仕切りの無い場所にあらゆる人達がブチ込まれていて、本来なら内輪だけの争いのはずが無関係な人にも丸見えという地獄です。
    そんな場所で自分の大切な趣味の話をするべきか?と考えると、やはりNOですよね。

    どの分野でも発信する側に立つ限りは、いつも平和というわけにはいきません。
    だからこそ、自分が発信する内容に合わせて、発信する場所と相手をある程度選ぶことも大事なのです。同人なんて特にそうです。でもこの話になるといつも、一度でもツイッターに手を出してしまった自分の愚行を反省する結末になるのでとてもツライです。