同人活動の思い出/異常にバズるよりも自分にちょうどいい数の反応をもらうほうが幸せだと思った話

同人をしていた頃、ツイッターでバズった人が「通知が止まらない!どうしよう!」と騒いでいるのを時々見かけましたが、ツイッターの通知は設定でオフにできますよね?

私がツイッターを使っていた頃(2009年~2013年)は、こういう人を見ると「ツイッターの機能も知らないで使っているの?通知をオフにすればいいのに」と呆れていました。
ですが今考えてみると、あれはもしかしたら「どれほど大量の通知が来ようと切らずにすべて受け止める!」という気合いと信念のもとに、あえて通知を切っていなかったのかもしれません。

私などはバズっていない時でも、反応があるたびに通知を受け取っていたらキリが無いので、通知はずっとオフにしていました。通知をオフにしない人の忍耐力には頭が下がりますね。

昔はイライラしていたことも、何年も経てば考え方が変わって穏やかに受け止められるという例のひとつです。通知で騒くタイプの人は、真相を教えて頂けると有難いです。

それはともかく、ネット上でいきなり多くの反応が来たら、みなさんはどう思いますか?

私が同人をしていた頃は、確かに反応が多ければ嬉しかったけど、あまりにも分不相応な数字になると逆に怖くなったものです。同人活動での反応と言えば、主に作品へのアクセス数や評価数ということになりますが、私の場合は「自分のレベルならこれくらいの反応があれば充分だろう」という基準が自分の中にあって、それに届けば満足していました。

なので、ピクシブなどで稀に(自分的に)異常な数の評価が付いた時は、喜ぶよりも何か事情があるのではと思いましたし、サイトのアクセス数が異常に増えた時は、晒されていると仮定して調査していました。ツイッターが無かった時代の知り合いは、私と同じように、数字が多すぎると警戒する人が多数派でしたが、ツイッターではバズることが良いと思っている人が多かった気がします。

昔見かけたバズった人達も、作品やツイートが面白くてバズるなら全然かまわないのですが、どう見ても炎上するツイートで実際に炎上しているのに「バズってる!私人気者!」と喜んでいる人もいました。多くリツイートされていると「自分の意見に同意してもらえている」と思いがちですが、実際は反論や嘲笑をするためにリツイートされていることも多いです。

私も「何言ってんだコイツ」と思ったツイートをリツイートしてボロクソに叩いたあと、ツイート主のホームを確認したら「通知が止まらない!嬉しい!」みたいなことを言っていて、再び「何言ってんだコイツ」状態だったことが(恐ろしいことに)複数回ありました。このように、普通に確認できることも確認しない人はツイッターでは珍しくなくて、見かけるたびに疑問に思っていました。

価値のある数字というものがあるとしたら、それは積み重ねで増えていく数字です。
同人なら長く活動を続けたり、努力して上手くなって少しずつ増えていく数字です。
ある日突然異常な数字を突き付けられても、だいたい良い結果にはならないものです。

たとえ好意的な反応でバズっていても、それはやはり一瞬のことで、いつまでも続くものではありません。泡のような数字が消えたあと、自分の作品や意見に対する最初の思いが、きちんと残っているかどうかが重要ではないでしょうか。

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コメント

  1. うさぎ より:

    ヒロコ様こんばんは。
    ブログ、いつも楽しく読ませていただいています。
    今回の記事は、私が何となく思っていたことを的確に言葉にしてくださっていて、心を整理することができました。
    注目されてバズったり、評価されている人を見ると自分と比べて落ち込んでしまう、というのは創作者にありがちな悩みだと思いますが、いざ本当に自分が同じくらい評価をされたとして本当に嬉しいか?と考えるとそれは違いますよね。
    もし私にそのようなことがあったら、と想像すると、まず次へのプレッシャーになり投稿が怖くなる。
    そして、次の作品の評価がバズった作品の前までの、適正な評価に戻っただけでもひどく落胆して、モチベーションが下がってしまうような気がします。
    私はTwitterはやっておらずpixivのみのユーザーなのですが、他のユーザーさんのアカウントを閲覧していると、急にバズった投稿の後、評価が平常時に戻ったら数作品投稿した後投稿が止まってしまっているのを見かけることがあります。
    偶然絵を描く時間がなくなったなどで、バズったこととは関係ないのかもしれませんが、そういったアカウントを見るとこの作品のバズりがなければこの人はまだ投稿を続けているかもなー、と、少し残念に思ったりします。
    「自分のレベルならこれくらいの反応があれば充分だろう」
    という言葉には心の底から共感しつつも、私はヒロコさんほど心を強く持てないというか、やはり人気の方などを見ると嫉妬心がまったく湧かないわけではないし、pixivでブクマが増えた通知などくると飛び上がって喜んでしまいます。
    でも、バズろうがバズるまいが自分の実力は何も変わるわけではないし、そこに今の実力で描いた私の作品がある、という、それだけのことですもんね…。
    結局向き合うべきは他人の評価よりまずは自分だな、と考えると少し心が強く持てそうです。
    あと、「価値のある数字というものがあるとしたら、それは積み重ねで増えていく数字」
    という言葉には、すごく励まされました。
    実は、コロナ禍にもかかわらず去年オフ同人デビューをしてしまいまして…1冊目の同人誌を出したものの、想像していたよりも売れず、少し落ち込んでしまいました。
    なんとか立ち直り、今2冊目を描いているところだったので。
    よく考えたら1冊目で思うような結果が出てしまったら、これから伸びる楽しみもないし、ここから少しづつ、成長していこう。と前向きな気持ちにさせていただきました。本当にありがとうございます!
    長文になってしまいすみません。これからもブログ楽しみにしています。

  2. るかな より:

    ヒロコさんお久しぶりです。るかなです。
    コメントするのは久々ですが、いつも楽しく拝読しています。
    バズる=いい事ではないですよね。全てが好意的な反応とも限りませんし。
    反応が多くもらえる事がいい事だと思ってる人の気持ちがわかりませんw

    私は現在ブログを書いています。そこはツイッターのようにいいねやリツイートのような機能もあるのですが、ひとつでもついたら充分だなという気持ちです。全くなくても問題ないと思ってます。好き勝手に書いていきたいので。
    むしろたくさんの読者やいいねがつくのは逆に怖いです。本当に私のブログが好きなのであればいいのですが、中にはヲチ目的で読者登録する人もいるかもしれませんし。
    実際私もヲチるために読者になっていたブログもありました。今はヲチすらする気もなくなったので読むのをやめましたが。

    今書いているブログにはアクセス解析もついているのですが、分不相応なアクセスがあったときは晒されたのではと警戒したこともあります。ある記事が検索で上位に出てきた、というのが真相でしたけどね。
    結局はひっそりと続けていくのが一番幸せなのだと思います。

    長々と失礼しました。これからもブログ楽しみにしています。

  3. ヒロコ1号 より:

    >うさぎさん
    こんばんは。私も、今まで心の中だけでぼんやりと感じていたことを言語化しようとして書いているところがありますので、それでスッキリできる人がいるのなら良かったと思います。
    そうなんですよね、バズった後、数字が元に戻った時に感じる虚しさも辛いものです。
    何となく、宝くじが当たって身を滅ぼすのと同じようなイメージがあります。

    私がピクシブを使っていた時も、人気ジャンルで大手さんはみんなブクマが4桁付いていて自分は3桁止まりでも「自分も4桁無いと嫌!」とは思いませんでしたし、マイナージャンルで上手い人でもブクマが少ない時は、自分なら1つでも付けば有難いと思っていました。私はどちらも経験がありますが、重要なのは数字自体よりもその状況に応じた結果だと思います。

    二次創作の場合、評価は原作の人気にも左右されるので、バズるのも数字が減るのも、自分の実力とは関係無いところでそうなっている部分も大きいです。オリジナルで勝負している人と比べれば、二次創作の数字はあまり意味が無いかもと気付けば楽になるかもしれません。

    それでも何年もコツコツと活動を続けていれば、本当に自分を応援してくれる人も少しずつ現れてきます。二次創作の場合は「原作が好き」という点だけで繋がっている一時的な間柄かもしれませんが、縁があって仲良くして頂いた人達には今も感謝しています。オフ同人は今はコロナ禍で厳しいと思いますが、描きたい気持ちを大事にして長く続けられるといいですね。

  4. ヒロコ1号 より:

    >るかなさん
    お久しぶりです。近年はネットに慣れていない人もネットを使うようになったので「反応の数が多い=全員が自分を肯定してくれた」と考えてしまう人も少なくないのかもしれません。
    それでもオタク界隈にはさすがにそんな感覚の人は居ないだろうと思っていましたが、最近はどうにも怪しいです。いろいろと昔とは変わってきていると感じます。

    ブログも、特に反応が無くても書き続けられるなら、それは純粋に書くことを楽しめているということなので、最も理想的な状態ではないかと思います。今の私もそうですし。
    読者登録の機能があって読者が多い場合、本当に人気があって多いのか、ヲチ目的の読者が多いのかの2択になりますよね。そして後者の人ほど数字に執着する印象があります。

    自然体で続けていくというのは、無駄な執着があるうちはなかなか難しいです。
    同人界隈で最初からそれができている人は、ガチで聖人だと思っています。
    でも、長くやっているうちにいろんな経験をして学習することはできるので、時間がかかって遅くなっても、最終的に自分の心をイイ感じのところへ持っていければ良いなと思います。

  5. うさぎ より:

    ヒロコさん、こんにちは。
    コメントへのご返信ありがとうございます。

    「重要なのは数字自体よりもその状況に応じた結果」
    本当にそうですね。同ジャンル同カプでも参入時期や実力、交流の有無などで差がでるのは当然のことなので、偶然バズる、などのイレギュラーを除けばそれほどおかしな事象が起こることはないような気がします。

    やっぱりまずは自分のため、マイペースに楽しく描いていくのが最強ですね!
    結果、一人でも読んで良かったと思ってくださる方ができたらさらに幸せだなー、くらいの気持ちでやっていきたいと思います。

    すみません、この記事とは関係ないことなのですが、Twitterに関する記事を読ませていただいたおかげで、Twitterをやらずに踏みとどまれています。
    斜陽ジャンルのマイナーカプなので、私以外の同人者の方は全員Twitterをやっていまして、やらないとかなり浮く(自意識過剰でそう思うだけで、あまり他の人は気にしていないのかもしれませんが)ような感じで、正直心が揺れたこともあるのですが。
    でも、Twitterのせいで描きたいものも描けず、同人をやめることになるのだけは絶対に嫌なので、これからも心が揺れ動いたときは、こちらのブログに立ち寄らせていただきます。
    このブログに救われた方はたくさんいると思います。本当に感謝です。

  6. ヒロコ1号 より:

    >うさぎさん
    こんにちは。趣味の同人活動というのは、本来は「1人でも気に入ってくれれば有難い」くらいの気持ちでやるものだと思っていますし、SNSが無かった時代に大手ではなかった人達はみんなそうだった気がするのですが、今は商業主義な人が多くなってしまいました。
    上手く数字が稼げたとしても、その達成感なんて一瞬で終わるのにと思います。

    これは私自身が感じたことですが、ピクシブでバズってその時はチヤホヤされても、同人もピクシブもやめた今はどうでしょう?付けてもらった評価の数字も、アカウントを消したら一緒に消えてしまいました。当時バズったジャンルも今ではすっかり斜陽になっています。
    自分が当時感じたほどの重みなんて無かったのだと、身をもって理解しました。

    ツイッターにいる人達は、ツイッターをしていない人のことなんてそもそも考えることも無いので「やらないと浮く」とか絶対に無いので安心してください。楽しそうとか交流したいとかいう理由でやりたいと思うのなら止めませんが、周囲に合わせるためにやるなんて本当に無意味です。むしろそのように考えてしまう人ほど、ツイッターで傷付く可能性が高いです。