同人活動の思い出/「〇〇に似ている」という感想について

自分の作品に感想をもらう時に「〇〇さん(他人)の絵に似てますね」とか「〇〇(既存の作品)に似てますね」ということを言われた経験がある人は、どれくらいいるのでしょうか?
現役時代は定期的にこの話題に出くわしていたので、今回はこれについて少し考えてみます。

結論から言うと、この感想を言われて喜ぶ作者はとても少ないです。

一次創作をしている人に「他の作品と似ている」なんて言えば失礼になるのは当然ですし、二次創作でも絵柄や作風が他の人に似ていると言われたら「パクリだと言いたいのか?」とか「私自身の良さは無いってことか?」と思う人が多数派だと思います。
元ネタの原作があっても、そこから妄想する二次創作はその人自身のアイデアのはずです。

例外として、言われた絵師や作品に本当に影響を受けていて、本人も似てしまったという自覚がある場合は怒られないかもしれませんが、それが当たる確率は実は死ぬほど低いです。
大抵は「全然知らない作品に似てるって言われて屈辱」と傷付く場合が多いです。

ただ、同人をやめて3年以上経った今は、見る専の人が言う「○○に似ている」という感想は、そこまで悪気があって言ってるのではないのかもと思うようになりました。

これは実際に見る専の人の話を聞かないと分かりませんが、普通に似ていると思っただけで「作者のオリジナリティを否定する」なんて高度な意図は無かったとか、自分の好きな作品に似ているから褒め言葉のつもりで言ったという人が大半なのかもしれません。

見る側としては悪気の無い感想のつもりだけど、作る側にとっては傷付く言葉という話なのかなと思います。これは「似ている」という言葉が創作ではあまり良い意味に取られないのと、それ以外の文章が無いから「ただパクリ指摘してるだけ」みたいな雰囲気になるのではないでしょうか。

○○という固有名詞は出さず、自分の言葉で○○っぽい感じを表現して「こういう作風が好きなので萌えました」とか、どうしても固有名詞を出したいなら「あなたと近い作風の○○さんという人も好きで、こういう系統のものを求めてます」みたいに、○○さんよりも本人を立てるように書けば作者さんも傷付かないかも…いや、やっぱり無理でしょうか(´・ω・`)

似ていると思うのは自由ですが、好きで応援したい人への感想としてそれを言うのは基本的にマズイです。嫌いで早く引退して欲しい人には言ってみると良いことがあるかもしれません。

ところで、私自身は「〇〇に似ている」という感想をもらったことが一度もありません。

作り手として「こういうことを言われたら嫌だな」という想像はできるので、現役時代はそんな感想を言う閲覧者に憤っていましたが、私自身は言われたことが無いのです。
二次創作同人をやっていた23年間だけでなく、それより前にオリジナル漫画を雑誌に投稿していた時も、出版社の方から「〇〇に似ている」系の感想は言われませんでした。

私の絵柄やストーリーは特に独創性のあるものではないので、そういう感想をもらってもおかしくないと思うのに不思議ですねえ…と考えてみて、まさか技術的にヘタクソすぎて、他の人の作品と似るようなレベルにまで達してないということか!?と、イヤな事実に気が付いてしまいました。

なので、もし有名な作品に似ていると言われたら、その作品と同レベルの技術があると思われているとポジティブに解釈してみるのも良いかと…いや、やっぱり無理でしょうか(´・ω・`)

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