同人活動の思い出/ツイッターで商業作品に幻滅し、同人への情熱も消えていった話

今回の話は、同人と直接関係は無いかもしれませんが、敢えて「同人活動の思い出」カテゴリに入れさせていただきます。ツイッターに関してはこれまでもいろいろと書いてきましたが、過去の私は同人の交流以外のことでもツイッターに苦しめられていました。

たとえば、昔から好きだった漫画家さんの不快なツイートを目にして、それまで集めていたその人のコミックスを全巻処分したという経験は、1度や2度ではありません。
知らない作家さんが炎上していると「よし、こいつの名前と作品名は覚えた。こいつの本は絶対買わない」と強く決意しました。炎上している人はアイコンの絵も不快に見えてきます。

プロ作家だけでなく、アニメの監督や声優さんなどに対しても、同人仲間に幻滅するのと同じように幻滅し、同時に作品も嫌いになっていき、好きな作品がどんどん減っていきました。

純粋にその作品だけを見たら面白くても「でもこのキャラの声優、ツイッターで問題発言して叩かれてたな」とか「この監督、ツイッターでレスバトルして炎上してたな」とか思ってしまうと「はいはいクソクソ」という気分にしかならず、作品も目に入れたくなくなります。

私がツイッターで病んだのは交流のストレスのせいだけではなく、二次創作の元ネタになる商業作品への熱が冷めたせいもあります。だからツイッターをやめた後も、次々と新しいジャンルにハマることはもうできなくなりました。やがて、世に出ている作品への興味が薄れて「次のジャンル」を見つけることができなくなり、23年間続けた同人活動をやめることになりました。

今でも普通に好きな作品はありますが「普通に好き」なだけで、同人活動していた頃のような必死な想いはもうありません。オタクや同人者にとって、これほど悲しい結末はありません。

私は、ツイッターが無かった頃はどんなトラブルを経験しても、同人への情熱は無くなりませんでした。なので、ツイッターをしただけで心が折れたのは少し不思議に思われるかもしれませんが、やはりそれまでちょうど良い距離感というものがあった公式側の人たちが、素人の同人者と同レベルかそれ以下の正体を晒す様子を何度も見せられるのはツライものでした。

現在ツイッターで起こっている公式絡みの炎上も、ツイッターが無かった時代にまったく同じことが起こった場合、ここまでの地獄絵図にはならなかったと思うのです。「火に油を注ぐ」などと言いますが、本当の「油」はツイッターというツールそのものではないでしょうか?

私はもうツイッターを直接見てはいませんが、オタクとしてネットをしていると、そこそこ大きな炎上案件であれば、ツイートを纏めたブログ記事などが目に入ってきます。この記事を書いている今もアレとかソレとかが炎上してますし、これから先も新しい何かが炎上するでしょう。

火が消えたあとは、騒いでいた人たちも解散してその話は忘れられていきますが、私はちゃんと覚えています。何か作品を見ようとして「ああ、あの時炎上してたやつね」という気分になれば、もうマイナスからのスタートになり、作品を公正に評価することはできません。

そして、クリエイターがそこまでのリスクを背負ってツイッターをしても、あまりメリットは無いと私は考えています。見ているほうもいいかげんな人ばかりなので、宣伝ツイートを真面目に読んでくれる人はごく少数です。それに、失言ツイートはものすごい勢いで拡散されますが、その後反省して訂正ツイートをしてもまったく拡散されないのも大笑い…じゃなくて、お約束です。

では、心の中でどんなにアホなことを思っていても、表にさえ出さなければそれで良いのかと言われると、まったくその通りだと思います。「沈黙は金」です(・∀・)…いや、本当の理想は、賢くて心の美しいクリエイターさんを応援することですが、現実ってどうせ厳しいものでしょう?

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コメント

  1. 葉っぱ より:

    ヒロコ1号さん、こんばんは。
    今回の記事にもとても共感を覚えました。
    最近は公式がらみでも嫌な面を見せられてしまうことはありますよね。
    自分の好きだった作品がある企画で取り上げられたとき、進行役のタレントがあきらかに腐女子な人で、一般ファン向けの企画なのにBL発言とか特定キャラへ偏った発言をしている時には怒りがこみ上げたものでした。
    何故、準公式な場所でツイッターのノリのようなものを見せられるのかと…。
    心なしか、他の進行役の人も引いているように見えました。
    ファンのための企画なのに、進行役が自分のノリで騒いでいるのはプロとしてどうなんだろうかと思ったものです。
    別の進行役の人の時はとても好感が持てて企画も楽しめただけに残念でした。(いまだにその企画がトラウマになってました。)
    その件があってから、公式側の企画でも興味を持たなくなりました。
    私が好きな作品は割合古いものが多く、作者本人が痛いことをする可能性は低いのですが、企画などで進行側が変なノリで騒いだりされるのは勘弁してほしいものです。
    昔と違って簡単に「同じものが好きな人」とつながれる反面、自分の思いで大事に愛でていくのが難しくなってきたような気がします。
    だからこそ、好きな作品ほど必要以上調べたりせず、そっと一人で楽しむことが多くなりました。

  2. ヒロコ1号 より:

    >葉っぱさん
    こんばんは。公式側の露骨な腐狙いや特定キャラの贔屓は昔から嫌がられてましたが、昔その作品を見てオタクになった人が、今は公式側の人間になってコンテンツを私物化しているような例はたくさんありますので、時の流れを考えると仕方ないのかもしれません。

    企画の進行役なども、進行のマズさで空気が悪くなった場合は後から苦情が来ることもあると思いますが、できれば苦情が来る前に自分で気付いてほしいものですね。私自身もオタクなのに「これだから空気読めないオタクは…」と思うことが多くなり悲しいです。

    ですがそれも、今のツイッターの炎上と比べればカワイイものになってしまったなあという感じです。昔のオタクは仲間を見つけるのが困難で、それゆえに交流に飢えている傾向がありましたが、今の状態が本当に良いかと言われると疑問に思うようになってしまいました。

  3. 匿名 より:

    ヒロコ1号さん、こんにちは。
    公式側のやらかしで商業作品がダメになる、よくわかります。ずっと好きだった作品の作者がとんでもなく倫理観が低かったり、何かと問題のある発言をして炎上など昨今よく目にします。好きな二次創作者がそんなことをしでかし、商業作家までとなるとそれまで集めていたグッズやかけていた時間やお金のことを考えると自分のオタク生活に虚しくなることがあります。Twitterで声優や漫画家や俳優の露出は以前よりぐっと多くなり、ファンとの距離も近くなり、いいこともあるのでしょうが、むしろ悪いことのほうが目立っているような気がします。私もソシャゲをしています。好きなキャラがいてちまちまと続けられていましたが、Twitterでふと好きなキャラのことで検索するとうじゃうじゃと出てくる名指しでの罵詈雑言やこんなキャラが好きな人間の気が知れないという言葉。公式側のやらかしで増える愚痴垢。おかげでブロミュ数が千を越えました。これはTwitterをやっている意味がないと思い始めているところです。公式側がこちらに近づいているからなのか、公式側に今までファンとしてついていた人たちが取り入れられファン心理のまま来たあげくのものかのかまではわかりませんが、サービス精神が斜め上に向かっているような気がしてなりません。ソシャゲ以外で好きな作品はそこそこ古いもので公式に大きな動きはありませんが少なくとも平穏ですが、今後好きになる作品ができても迂闊にTwitterなどで話したりするのは控えようと思っています。自分のいる場所は煮詰まりに煮詰まっているように思えて今とても息苦しいです。ヒロコ1号さんのようにうまく脱却できるようにしたいです。

  4. ヒロコ1号 より:

    >匿名さん
    こんにちは。作者と作品は別と考えられる人なら大丈夫かもしれませんが、私は直結するタイプなので本当にイヤになりました。作家や声優も、上手く立ち回れる人ならツイッターをしても印象が悪くなることは無いと思いますが、明らかにSNSを与えてはいけないタイプの人については、出版社や事務所がしっかり管理してほしいと思ってしまいます。

    個人的に「ツイッターで好きなキャラを検索する」って一番してはいけないことだと思うのですが、なぜみんなしてしまうのでしょう?ツイッターしか知らなくて、ツイッターしか無いと思い込んでいるのもあるでしょうが、世の中にはどんなに気になっても「見ないほうがいいもの」というのがあるし、ツイッターほどブロック機能が仕事しないツールも珍しいです。

    でも、まだ限界を迎えていない間は、好奇心で見てしまうという気持ちも分かります。
    匿名さんは今が一番苦しい時かもしれません。できれば私のようになる前に、作品やキャラへの熱を冷まさないようにして逃げてほしいです。冷めるというか「死ぬほど好き」から「普通に好き」になってしまうというか、そうなった時の絶望感は本当にスゴイですから。