同人活動の思い出/注意書きを敢えて無視して地雷を踏む人は意外といる気がする

現役時代は黙っていましたが、同人を引退した今、現役の人達に尋ねたいことがあります。

地雷っぽい注意書きがある作品を、それでも敢えて見てしまうことはありませんか?

たとえば「何でも許せる人向け」と書かれた作品があって、本当に何でも許せる人なんてとても少ないのに、好きなカプだと気になって見てしまったりしませんか?

特に、ドマイナーなジャンルやカプで作品が死ぬほど少なかったら、注意書きで地雷がありそうと分かっていても、そのまま引き返すのは惜しいと感じてしまいませんか?

メジャージャンルでも、ROMとして貪欲になっている時は「とにかくこのジャンルの作品は何でも見たい!」という心理が働き、注意書きを踏み越えてしまうことはありませんか?

その結果「好みではなかったけど、このジャンルの作品があっただけでも有難い」とか「やはり地雷で後悔した」とか「意外と良かった」とか、いろんな結末を迎えた経験はありませんか?

注意書きがヤバそうなら素直に引き返す人も、もちろんたくさんいると思います。
ですがその一方で、とにかく好きなジャンルの二次創作が見たいという欲求が抑えきれず、注意書きを敢えて踏み越えていく人も、実はそこそこいるのではないかと思っています。

私はマイナーカプにハマることも多かったので「地雷かも」という心配より「とにかく見よう!話はそれからだ!」という欲求を優先しがちでした。死ぬほどハマっているジャンルの二次創作を必死に探している時に、注意書きだけを読んで引き返せる精神力は私にはありませんでした。
もちろん、それで地雷を踏んでも完全に自己責任なので、作者には何も言いませんでした。

現役時代は、注意書きを敢えて無視して閲覧するなんて、とても人には言えませんでしたが、こういう人は私以外にもきっと存在していたと思うのです。特定のジャンルやカプに死ぬほどハマって飢えまくっている人達が、全員冷静な行動ができるとはとても思えません(断言)

読者の中には「注意書きを読んで嫌なら見ない」人だけでなく「地雷だと分かっていても好奇心に負けて見てしまう」人もいるのです。その後の感想はその人の心の中だけにあります。
やはり同人作品の注意書きは「読者に地雷を見せないため」と言うよりも「見ても文句を言わせないため」に書くものだということが分かります。

真面目に注意書きをしている作者さんにとっては嫌かもしれませんが、これもまた「ジャンルが大好きすぎるゆえの過ち」です。理不尽な苦情が来なければそれで良いと思います。

それはそうと、昔は好奇心旺盛で何でも見ていた私ですが、今は、確実に不快になると分かっているものはそこそこ無事にスルーできるようになりました。
良いことですが、情熱が冷めてしまったせいであるとも言えます。

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コメント

  1. ヤマシ より:

    ヒロコ1号さんこんにちは。
    地雷があると注意書きがあっても見てしまう人はいるというのはわかります。疲労しながらも未だSNSを抜け出せない同人者なのですが、腹が立つとわかっていながらその手の作品を見てやっぱり腹が立ったと言う人。そんな現状にうんざりもしています。私の好きなキャラはそんな人たちのいい餌食になっているようで、そして私もそんな人間で懲りずに好きなキャラを検索してはモヤモヤとした気持ちを抱えてしまいます。そんな好奇心を抑えられるヒロコ1号さんを見習いたいです。

  2. ヒロコ1号 より:

    >ヤマシさん
    こんにちは。私がいろいろとスルーできるようになったのは、同人への興味を無くした後のことなので、同人を楽しみながらそういう好奇心を抑えるのはとても難しいと思います。
    よほど酷い地雷を踏んで懲りた人なら可能かもしれませんが、そもそもそんな経験をしたら同人そのものにも疑問を持つようになる気がします。

    近年は、作品や萌え語りを探すためにツイッターで好きなキャラを検索する人がいると聞きました。それは半分以上は地雷だったりしませんか?と、他人事ながら心配しています。
    疲労が溜まりすぎるとつらい結果になるので、ほどほどに気を付けて閲覧してください。