驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ

「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」を見てきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2019年1月26日(土)~4月14日(日) あべのハルカス美術館

チケットに印刷されているパイナップルとバナナは、本物ではなく彫刻です。
このように、とにかく純粋に技術がヤバイ展示でした。「超絶」という言葉は「ルギア爆誕」のような造語っぽさがありますが、調べてみたらきちんと辞書に載っている言葉でした。

爆誕という言葉も、調べてみるとポケモン映画が初というわけではなく、色々と由来があるみたいですが、それは今回は関係無いので置いておきます。ていうか「ルギア爆誕」のルギアはもともと海の底に居たから「爆誕」と言うより「爆登場」ではないかという長年の疑問が(以下略)

ともかく、この展覧会こそたくさん写真を撮ってお見せしたかったのですが、一般客が撮影OKな作品は限られていたので、あまり詳しく魅力を伝えられないのが残念です。
美術館から許可を得て他の作品も撮影しているブロガーさんの記事もたくさんありますので、ご興味のある方は展覧会名などで検索して探してみてください。

主に海外輸出用に作られた明治工芸は、それまでの美術史ではあまり注目されることがありませんでした。最近までの美術の世界では、まず独創的&個性的であることが求められていて、絵画でも工芸でも写実的な作品にはあまり関心が払われていませんでした。

ですがここ数年は、江戸や明治期から受け継がれてきた日本固有の伝統工芸の技術を再評価しようという流れが出てきました。この展覧会では明治工芸だけでなく、明治工芸のDNAを受け継いだ現代作家の作品も一緒に展示されています。

こちらは撮影OKだった「崖ニ鷹大花瓶」(初代 宮川香山・作)です。
高浮彫という技法が使われている明治工芸です。

他の人が写り込まないように撮るのが難しくて、写真の画質はあまり良くないです。
他の作品もそうなのですが、技が細かすぎて100%楽しむには単眼鏡が必要かもしれません。

雀がカワイイです!(・∀・)

作品は、七宝・金工・漆工・木彫・牙彫・自在・陶磁・刺繍絵画などで、自在というのは昆虫や伊勢海老などをリアルに作っただけでなく、関節も本物と同じように動かせるものです。
めちゃくちゃ出来の良いアクションフィギュアという感じで、ぜひ実物を見て欲しいです。

現代作家のほうの作品もとてもすばらしく、昔の作品にまったく見劣りしていませんでした。
こちらは撮影OKだった「流刻」(本郷真也・作)です。

2017年の作品で、金属でできたオオサンショウウオです。

どの作品にもとてつもない手間と時間がかかっていて、1つの作品に数ヶ月かかることも当たり前なのだそうです。昔の職人を越えるレベルの作品を作っている若手作家もいるのに、彼らにはほとんど知名度が無いのが現状とのことです。
今回の展覧会では、そうした現代の作家の存在も知って欲しいという意図があるようです。

芸術とかよく分からんという人でも純粋に「すごい」と思える圧倒的な技巧は、作風によって好みが分かれるような類のものを超越した迫力がありました。
今後もこういった展覧会などで、明治工芸の注目度が上がればいいなと思います。

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