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同人活動の思い出/ジャンル内でなりすまし騒動があった時の話

2008年頃の話ですが、当時私が活動していたジャンルで、とあるキャラを物凄く推している人がいました。その人は、オフライン活動はしていませんでしたが小説サイトを持っていて、推しキャラを扱っている他のサイトにも積極的に感想を送っていたみたいでした。

私も、その人の推しキャラを描いた時は、その人から長文の感想をもらっていました。
ですがある日、いつもと違うメッセージが送られてきました。

要約すると、以下のような内容でした。

最近、私になりすまして他のサイトにメッセージを送っている人がいます。
無理なリクエストをしたり、対抗カプのサイトに嫌がらせをしているようです。
今後、私本人からメッセージを送る時は、名前の前後に特定の記号をつけて送ります。
名前に記号がついていない場合は、なりすましだと思ってください。

私はそれを了承する旨の返事をしましたが、その後まもなく、その人は来なくなりました。

なりすましのほうには私は遭遇しませんでしたし、その人のサイトも消えてしまったので、実際に何があったのかは私には分かりません。
ただ、他の人がサイトの日記に「もう嫌なメッセージは送ってこないでほしい」的な愚痴を書いていたことがあったので、なりすましは本当にあったようです。

その人は推しキャラに対して熱烈すぎるところはありましたが、決して悪い人ではなかったと記憶しています。ですが、対抗カプをハッキリと苦手と言ったり、推しキャラを推すあまり他のキャラの扱いが雑だったりして、恨みは買いやすい感じでした。

今のSNSだと、苦手なものは苦手と言っておかないと被弾するのできちんと言うべきですが、昔は苦手なものからは自力で離れることが可能でしたので、敢えてマイナスな意見は言わないのがマナーみたいなところがありました。まあ対抗カプなんて言わなくても苦手に決まっていますけどね。

ともかくその人は、なりすましを止められずにジャンルを去るしかなかったのでしょう。

当時はweb拍手がよく使われていたので、名前さえ騙ってしまえば簡単になりすまし行為ができたと思います。web拍手ではなく別のツールなら、別人のメッセージだと分かったかもしれません。

私には真相が分からないままジャンルから1人の人が消えたという、後味の悪い話です。

ところでサイト時代のなりすましと言えば、上手い人のサイトを「これは私のサイトです!」と嘘をついてなりすまし、日記の内容などから矛盾を指摘されるとキレたり逃亡したりする人がたまにいました。これは今のSNSでも可能な行為です。

私は若い頃「私も誰かになりすまされてみたいわー」なんてアホなことを言っていた時期がありましたが、安心のヘタレなのでそんな事は1度もありませんでした。

今だって、私の絵をSNSに転載して「沙香(私の同人時代の名前)です!同人復帰しました!」とでも言えば私になりすますことができますが、元大手とか上手い人ならともかく、私の名前でそれをやっても誰もかまってくれないのでやめたほうがいいです。

ただ、実際になりすましの被害に遭って、描くのをやめてしまったり消えたりした上手い人は何人か知っていますので、やはり笑いごとではありません。
そういう経緯で同人をやめた人達も、今はどこかで元気にしているといいなと思います。

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コメント

  1. 匿名希望I より:

    ヒロコ1号さん、こんばんは。

    なりすまし、怖いですね…。
    色々あって、今は壁打ち気味で同ジャンル者とは関わりをほぼ断ってROMの人としか交流してない状態なんですが、もしかして自分の知らないところで自分のPNを使ってこんなことされてたら…、と思うとゾッとします(たまにPNを変えるという策を講じてるのですが、効果があるのやら、ないのやら…)。

    他の方と交流したいときに、名前の前後に特定の記号をつけて送る、というのはなかなかいい自衛策ですね。とても参考になりました。

  2. ヒロコ1号 より:

    >匿名希望Iさん
    こんばんは。交流していない人は、何かあった時に証明してくれる身内がいないので狙われやすいと聞いています。なかなかこんな事は無いと思いますが、こういう可能性もあるということは頭の片隅に置いておいたほうがいいと感じた出来事でした。

    名前に記号をつける方法は、以前からメッセージのやり取りがあった人同士でないと使えませんが、PNを変えるのは効果的だと思います。急に変えると普通の閲覧者さんも混乱してしまうかもしれませんが、作品は継続して見てもらえているならいいのではないでしょうか。
    あとは、何かあっても慌てず騒がず静かに対応を考えることが大事です。