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同人活動の思い出/日記や呟きもあなたの作品の一部です

同人活動をしている人は、よほどストイックなやり方をしていない限りは、作品以外にもサイトの日記やSNSでの発言など、いろいろなものを外に発信しています。

作品作りを頑張っている人はたくさんいると思いますが、不特定多数に見られる活動をしている人間として、作品以外の部分にも気を使っている人はどれくらいいるのでしょうか?

私は、自分のサイトを持ったばかりの頃はそこまで深く考えずに日記を書いていましたが、少し経つと「同人サイトに現実の話題は持ち込まないほうがいい」と考えるようになりました。

同人サイトに来る人は、何を求めて来るのでしょうか?
好きなジャンルやキャラの二次創作を見て楽しむために来るのです。
そんな同人サイトの日記に家族や仕事の話が書かれていたら、ものすごく興ざめです。

まさに「閲覧者は取り扱いジャンルが目当てで来たのであり、お前個人の話など知りたくない」というやつです。日常話でも楽しい内容ならまだマシですが、どうでもいい上に不快な日記を書く人を昔はよく見かけました。今はツイッターがその温床になっています。

その考えにたどり着いてからは、少しでも閲覧者の気持ちを盛り下げる要素は取り除こうとするようになりました。これは閲覧者のためだけではなく、自分のためでもありました。

日記はジャンルに関係のある話だけにして、作品に付けるコメントも特定のキャラをバカにするような文章にならないよう気を付けて、感想などへの返信も細心の注意を払っていたつもりです。

病気やケガで寝込んでいた時も、職を失った時も、家族が亡くなった時も、サイト上では余計なことは一切言わずに更新を続けていました。それが私のポリシーでした。
サイト上での私は、ただ自ジャンルの作品を製造し続けるマシンでした。

でも、そこまで気を付けていても、ツイッターでは言葉が滑ってしまうことがありました。
私が今でも後悔している自分の言動の8割は、ツイッターでの出来事です。

当時の知人は「ツイッターはブログと違って、発言がすぐに流れるから気軽に呟ける」と言っていたけど、そんなわけないだろ過去ログは遡れるだろ頭大丈夫かお前と心の中でツッコんでいました。
本人は流したつもりでも、書いたことは消えませんよ?

今の私は同人作品を作ることも無く、同じジャンルの人に気を使う必要もありません。
このブログは、かつての同人サイトとはまったく違う目的で書かれています。

それでも、ブログは「自分用のメモ」ではなく「人に読ませる記事」だという認識は、今も昔も変わりません。SNSの短文だって、そこにある限り、誰かに読まれて何かを思われています。

気を使うかどうかは個人の自由ですが、気を使わない場合は、叩かれた時に取り乱さないようにしてほしいものです。現役時代は「炎上するようなことを言っておいて炎上したら被害者面をする」という意味不明な人が多かったです。見ているだけで疲れました。

楽しく同人活動するためには、それなりの配慮も必要だと思います。

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コメント

  1. 匿名I より:

    こんばんは、ヒロコ1号さん。

    私は二次はイラストじゃなくて漫画が描きたいだけなのですが、気軽に発言できる場所があると次の展開をついしゃべりたくなったり、また読者との距離が近すぎるのが嫌という理由で、ツイッターをやってないのですが、マイジャンルが一応完結したものなので新しい話題も滅多になく、サイトの日記もジャンルと関係ない他ジャンルの話…ばかりで閲覧者の方はひょっとしたらつまんないかもしれません(汗。

    作者と作品は切り離して考えるって人って、少なくないんでしょうかね。やっぱり私はどんなステキな作品を作っている方はプロであれアマであれ、嫌な面が見えたらおさらばしてしまうタイプです。その作品の中に作者の主張が透けて見えてしまう気がして…。作者の人となりが謎ならば、そんなの分からないんですけどね。

  2. ヒロコ1号 より:

    >匿名Iさん
    こんばんは。自分の作品の次の展開は、話すのではなく作品で見てもらいたいですよね。
    原作が完結したジャンルだと、ツイッターをやっていたらますます無関係なことを言ってしまう可能性があるので、やらない選択ができるのはとても立派だと思います。

    他ジャンルの話は賛否が分かれますが、そのジャンルを知ってる人なら楽しんでくれているかもしれません。現ジャンルへの愛が深い人は寂しいと感じているかもしれませんが。

    私も匿名Iさんと同じで、作者と作品は切り離せないタイプなので、自分も気を付けようと考えていました。ツイッターで嫌いになった作家さんがプロアマ問わずたくさんいて、その作品も見たくなくなったのも、私の気持ちが同人から離れた原因のひとつだと思います。
    余計なことを言わないほうがいいというのは、読者のため以上に作家さん自身のためです。

  3. さくらプリン より:

    こんばんは。フライングになりますが、お誕生日おめでとうございます。
    以前もコメントさせていただいたのですが、丁寧な返信をくださり感謝しています。コロナ騒動で大変な中ですが、よいお誕生日をお迎えになるようお祈りしています。

    こちらの記事の「日記や呟きもあなたの作品の一部です」という言葉は良い言葉だなと思い、何度も繰り返し読ませていただいてます。私もブログやTwitterに日常話は書かないほうで、読むのも好きではありません。
    ポリシ-というよりは自分自身のためで、現実で色々あるからこそ、趣味の世界だけは楽しい別世界として残しておきたい・・・という感じです。

    ですが最近、自ジャンルの人々に失望することが次々と起こりました。コロナの影響で公式イベントや即売会がすべて中止になり、ストレスと怒りで様々な暴言をツイートする人を何人も目にしました。これを読んでヒロコ1号さんが気分を害されたら大変申し訳ないのですが、具体的には
    「感染が恐い奴だけ閉じこもってればいい。」とか「イベント中止で私の心が死んだ。全部高齢者のせいだ。」とかです。そこに「いいね」を押すフォロワー、賛同するリプライも多くあり、目を疑いました。
    いつもは明るくて交流好きに見えていた人に限って、人が違ったように攻撃的になっていました。嫌いになりたくなくて「翌日になって発言を撤回しているかも」と期待したりしましたが、無駄でした。こんな人たちと繋がっていたのかと思うと、自分自身も情けなく、現ジャンルや二次創作を続けること自体にも半ば疑問を持つようになり、虚しい気持ちになっています。

    私は漫画を描きますが、あまり上手くないし人気もないので、絵が上手くて人気のある方に、憧れと尊敬の念を抱いていたのですが、そういう気持ちは今回の出来事で消えてしまいました。
    そして、私が同人作品のファンでいる理由は、作品が素晴らしいだけではなく、その描き手を応援したい気持ちがあるからだとも気付きました。人間として応援したくない人の作品は、もう魅力的に思えないし、手に取りたくもありません。
    創作者としての私は弱小で、発言力も影響力もほぼ無いのですが「日記や呟きもあなたの作品の一部です」という言葉は、せめて私の中だけでも心に刻んでおきたいと思います。
    世間も暗い雰囲気の中、明るい話題でなく申し訳ありませんでした。ヒロコ1号様、どうか健康にお気をつけてお過ごしください。

  4. ヒロコ1号 より:

    >さくらプリンさん
    こんばんは。誕生祝いのメッセージありがとうございます。プライベートがどんなことになってもこのブログはいつも通りの記事しか書かないつもりですが、新型コロナだけは、もし感染した場合はその旨だけでもお知らせしたほうがいいのか迷っています。

    新型コロナの影響でツイッターがますます地獄絵図になっているであろうことは、私も想像できてますので大丈夫ですよ。さくらプリンさんが挙げてくださったツイートの一例も、いかにもツイッターで言われていそうなことです。東日本大震災の時は私もまだツイッターをしていましたが、その時も酷いものでしたので、きっと今も同じような感じなのでしょう。

    ジャンルの人達に失望するのはとてもツライことですが、ツイッターで考え無しな発言をする人が「昨日の発言を撤回する」なんて、叩かれて炎上でもしない限り有り得ません。
    その時の瞬間的な感情で呟いて、後から自分の発言を振り返ることなんてまずしません。
    きっと、さくらプリンさんが不快に思った発言も、呟いた本人はもう忘れているでしょう。

    今の期間は特に、ツイッターを見ないことを真面目にオススメしたいです。今の状況でも冷静な人がいるとしたら、その人はおそらく何も言わずに黙っているので、目に見えるのは暴言ばかりではないかと思います。ツイッターとはそういうものなのです。現ジャンルを好きな気持ちだけは失わないようにしてほしいです。さくらプリンさんもお気をつけくださいね。