同人活動の思い出/「毒吐きネットマナー」と私のサイト運営

現在「毒吐きネットマナー」のことを知っている人はどれくらいいるのでしょうか?

「毒吐きネットマナー」とは、同人サイトが増えはじめた2000年代前半の頃、ネットマナーサイトのひとつとして有名なところでした。

私が初めて自分のサイトを作ったのは2000年頃で、実際に「毒吐きネットマナー」に訪問したこともありますが、文章にあまり同意できなかったのでリンクは貼りませんでした。

今、ふと思い出して「まだあるのかな?」と探したところ「毒吐きネットマナー」の元サイトはすでに無くなっていて、別の管理人さんが「毒吐きネットマナー」の文章をそのまま復元してコメントを付け足した「毒吐きネットマナーPlus」というサイトを作っていました。

興味のある方は見てみてください→ 毒吐きネットマナーPlus

「毒吐きネットマナー」の文章は、実際に嫌な目に遭った管理人の叫びとしては、気持ちは分からなくもないのですが、マナーサイトとして冷静なものとは言えません。

私は、こんなサイトにリンクを貼ったら、問題の無い閲覧者さんほど委縮してしまうのではと考えました。さらに言うと、読んで欲しい相手である迷惑な閲覧者ほど、リンクを貼ったところで読んでくれないし理解してくれないものです。これは本当に事実です。

そんなわけで、当時の私は「毒吐きネットマナー」をスルーしていたのですが、今あらためて読み返してみると、記憶にあるイメージほど攻撃的な文章ではないように感じました。
なんだか不思議です。まあ10年以上経っているのだから、私の感覚も変わったのでしょうね。

ともかく「毒吐きネットマナー」はビミョーと判断した私は、マナーがどうこうという発言は一切しない方針で、自分のサイトに来る閲覧者さん達に対応していました。
ほとんどが問題の無い人ばかりだったので、気持ちよく楽しんでもらおうと心掛けていました。

私は同人活動をしていたあいだ、掲示板・メール・web拍手・各種SNSなど、ありとあらゆるネットのメッセージに対応してきました。全部を合わせたら数千件にはなるでしょう。
ほとんどが作品への感想でしたが、他の内容もありました。

その中で、本当に迷惑なレベルの困ったさんは数人しかいませんでした。そんな少数のためにマナーについて厳しく語って、他の閲覧者さん達を萎えさせてはいけないと考えていました。

それに、こういうのは閲覧者だけの問題ではなくて、管理人の中にも「困ったさんに絡まれやすいオーラ」を放っている人がいるんですよ。発言に気を付けて毅然としていれば、迷惑な閲覧者は最初からあまり入ってこないものです。サイトをやっていて嫌な目にばかり遭うという管理人は、申し訳ないけど本人にも原因があると思います。

まあ私も、4~5年に1度は「こいつどうしてくれよう」レベルの人を華麗に成敗していました。
同人活動を通して、私の管理人スキルはかなり鍛えられた気がしています。

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