同人活動の思い出/ああ哀しき承認欲求(・∀・)金銭目的ではないイナゴの話

流行ジャンルで本を作って大儲けし、そのジャンルの流行が終われば次の流行ジャンルへと移動して、また大儲けを狙う。そんな人たちを、同人界では「イナゴ」と呼びます。

好きなジャンルではなく、流行ジャンルで活動して儲けるのが目的の人たちです。

実を言うと、私の知り合いだった人たちの中には、イナゴという人種は居ませんでした。
むしろ、マイナーなものを大事に愛している人が多かったです。

私自身もイナゴ的な活動とは無縁だったので、イナゴのことは詳しく書けません。
当時の私はイナゴを軽蔑していましたが、今となっては「イナゴとも交流しとけば良かったなあ~ブログのネタになったのに」とか思ってるから、人生分からないものです。

昔のイナゴはまさに金銭目的でしたが、ネットやSNSが普及してからは、金銭ではなく承認欲求を満たすのが目的のイナゴも出てきたような気がします。
オフライン同人のようにお金は動かなくても、SNSなどの評価目当てで流行ジャンルのみを渡り歩く人たちも増えてきたなあと、私は現役時代から感じていました。

同じ画力なら、マイナーなジャンルよりも流行ジャンルの作品を描いたほうが、見てくれる人も多くなるし、感想もたくさんもらえます。あまりにもマイナーすぎるジャンルだと、上手い人が描いても反応無しということも珍しくありません。好きで描いたものでも、まったく反応が無かったら、次も描こうという気持ちになれる人は少ないかもしれません。

お金は貰えなくても、SNSでたくさん評価を貰って、その数字を周囲に見せつけてドヤ顔をするのは気持ちがイイものです。そのために、評価がもらえる確率の高い流行ジャンルにのみ手を出していくのです。冷静に考えれば、自分の実力ではなくジャンルの力なのですが、それでもSNSの数字が人より多いのは気持ちがイイのです。そんなごく当たり前の人間らしい心理です。

金銭目的ではない場合、イナゴと呼ぶのは違和感があるという人もいるかもしれません。
でも私は、ネットのみで流行ジャンルを追う人も一種のイナゴだと考えています。

ジャンルが流行している間だけ大騒ぎして、流行が終わったらすぐに去っていく。
後に残された、流行に関係なくそのジャンルが好きな人たちからは、死ぬほど恨まれます。
この点は、オフラインもオンラインもまったく変わりません。
ジャンルを食い荒らしているという点では、同じだと思います。

そこまで潔く流行ジャンルのみを追うわけではなくても、もし好きなジャンルが複数あってどれか1つで活動する場合、複数ある中で「一番反応がもらえそうなジャンル」を選ぶ人はそこそこいると思います。好きなことは嘘ではないけど、打算も無いわけではないという感じです。

これは醜いようにも見えるけど、ジャンル愛で活動している人とはまた別ベクトルで元気に活動しているとも言えるので、今の私から見ればどちらも羨ましいです。

人気ジャンルでチヤホヤされたい!とか、あいつより高評価を叩き出したい!とか思う気持ちも、また大きなエネルギーですからね。

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