同人活動の思い出/体力的な終わりが見える時

同人活動を長く続けていると、当然ながら自分も歳を取ってきます。

たとえ活動をやめたくなくても、徹夜ができなくなったり、目や身体が疲れやすくなってきたりすると、生産ペースもテンションも落ちてしまいます。
個人差はありますが、誰にでも必ずやってくることです。

今だから言えますが、私は同人をやめる半年くらい前から、だんだん原稿を完成させるのが苦痛になってきていました。原稿の見た目は変わらないので、見ている人には分からなかったと思いますが、手が思うように動かなくなってきて、同じページ数を描くのに昔と比べて時間がかかるようになり、描く作業が以前よりさらにつらくなってきたのです。

この「なんか描くのがしんどくなってきた」というのも、同人をやめた理由のひとつです。
精神的な影響もあるかもしれませんが、単純に体力が低下したせいもあると思います。

30代半ばまでは、休日をすべて使って1日中漫画を描いていても平気でした。
でも今は、絵を1枚描くための集中力が2時間持つかどうかというヤバさです。

もともと絵を描くこと自体はめんどくさくて嫌いですが、それでも私が作品を作り続けてきたのは「自分の解釈で考えた話を完成させられたら嬉しい」とか「作品を発表して評価をたくさんもらうのが嬉しい」とか、描き上げた先に得られる喜びがあったからでした。

でも、同人引退を決意したあとは「自分の解釈」と言えるほどの妄想も湧いてこないし、同人の交流とかクソだという結論に至ったのに評価とか…ハハハ…くだらん(・∀・)
つまり「めんどくさくても頑張って描く」動機が無くなってしまったのです。
そこへトドメを刺すかのように、体力の低下がやってきました。

いっそペンタブを処分して、描くことを完全にやめようかとも思いましたが、他の趣味は何ひとつ続かなかったのに二次創作だけは20年以上も続いた(それ以前からも漫画や絵は描いていた)ので、なんとなく完全にやめる気にはなれませんでした。絵を描くのは死ぬほどめんどくさいけど、やめたらやめたで、生きる気力がさらに減退しそうで恐ろしいのです。

なので、今もかろうじて絵を描くことにはしがみ付いていて、完全にやめる予定はありません。
昔の絵と見た目のクオリティは変わりませんが、かかっている労力は昔より大きいです。

なので、もう昔のように量産はできません。妄想力は昔と比べてほぼ消え失せたし、創作仲間もいないけど「私まだ絵を描いてるぜ!(・∀・)」という自己満足で動いてます。
正直、同人現役時代のような承認欲求の塊でいた頃より、ずっと健全だと思っています。

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