同人活動の思い出/「うちの〇〇」という表現はもう過去のもの?

昔は普通に使ってたけど、最近は使うと違和感を感じてしまう表現ってわりとあります。
いよいよ本当に「時代が変わった」のだなと、実感するようになりました。
私が同人を始めたのは1992年、そして今は2017年。25年か…四半世紀…だと?( ゚д゚)

自分のオリジナルキャラを「うちの子」と言うのは、そのままの意味で問題ありません。
それとは違って、二次創作をしている人が版権キャラに対して「うちの〇〇」と言うこともあるのですが、最近はこの言葉に拒絶反応を示す人がいるようで驚いています。

版権キャラに対する「うちの〇〇」は、決してそのキャラを自分のものだと思っているのではなく「公式のキャラとは別物の、自分が“こうだったらいいな”と妄想した存在」としてそういう表現を使っているのであり、昔の私たちは普通にその言葉を受け入れていました。

私は版権BLも描いていて、公式のキャラは当然ホモではないわけですが、私の二次創作の中では男同士で恋愛しています。公式では違うと分かってるけど、それでも自分はBL妄想をしてしまうからBLを描くのです。その線引きとしての「うちの〇〇」という表現なのです。

昔やってたサイトの掲示板では「新作読みました!ヒロコさんのところの〇〇はいつもカッコイイですね!」「うちの〇〇は△△が大好きですからwww」みたいなやり取りを普通に行っていました。

近年はなぜかその遊びを理解できない人までがオタクの世界にまぎれ込んできて「うちの〇〇なんて表現は気持ち悪い、そんなのは聞きたくない」「版権キャラを私物化している」なんて文句を言っている光景、ネットでたまーに見かけます。

版権キャラを私物化? 二次創作とはそういうものです。
人からキモイと言われるのが分かっていても、自分が楽しいからやるのです。
その覚悟もできない奴が、うかつに手を出すものではありません。

とは言え、正面からキモがられるのもそれなりに傷つきますので(´・ω・`)お仲間以外の人には見つからないように隠れてやろうという暗黙の了解が、昔はあったはずなのです。
ですが今はSNSの普及で、二次創作が分からない&嫌いな人の目にも無理やり二次創作が飛び込んでくる状況です。「嫌なら見るな」と言いながら、予告なく見せつける地獄絵図です。

この嬉しくないサプライズが蔓延しているせいで、ちょっとしたことでも殴り合いが起こるし、実は同人活動に理解が無いのではと思う人まで、同人の世界にまぎれ込んできたのではないかと、私は考えています。外に広まりすぎたせいで、逆に窮屈になったのです。

まあ確かに、二次創作って非オタクから見れば最高にキモイとは思います。いや、本当の非オタクなら、キモイとかキモくないとか以前に意味が分からないと思います。
たぶん、オリジナルのほうがまだ理解してもらえるような気がしますが、私はオリジナル漫画も描いたことがあるけど、どうも自作のキャラには萌えられないんですよね。

自分で作るより、人が作ってくれたメシのほうが美味い的な?(・∀・)
公式と個人の妄想の線引きとしての「うちの〇〇」という言葉、大事だと思うのですが。

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コメント

  1. とく より:

    ヒロコ1号さんの記事は、時代は変わったものだなあと感じるきっかけになっていて、いつも楽しく拝見させていただいています。
    こう言っては何ですが、オタク界隈は人が増えたことで出会い系と商業化が進んでしまって、こぢんまりした空間で何かを作り上げるような仲間意識は持ちづらくなってきているのかなあと感じます。(記事に書かれているように、何かあるとすぐ喧嘩になってしまいますよね)
    自分も古いオタクですので、移り変わっていくのは仕方がないのかなと思いつつ、少しさみしさを感じています。

  2. ヒロコ1号 より:

    >とくさん
    コメントありがとうございます。さすがに20年以上経つといろいろ変わりますね。

    昔はオタク趣味は良くないものという扱いで、たとえそうであっても自分は好きだからやるという姿勢でやっていたのが、今はオタクが市民権を得て、別にオタクじゃない人まで「この作品が世間で流行ってるから」「人がたくさんいるから」という理由でオタクの世界に入ってきています。そもそもの発端が真逆なので、合うはずがないのです。

    あと、普通にアニメやゲームは好きだけど二次創作は苦手という人は、今はもうネットを見られないのではないでしょうか?そこは苦情を言われても致し方ない気がします。

    そんな環境でも、創作を続ける体力や気力があるなら続けたかったけど、私はもう年齢的にも私生活的にも引退するのが妥当と思い、今は一歩引いたところにいます。
    今後も思い出したことがあれば書きますので、よろしければまたお越しください。

  3. 凛 さとな より:

    ヒロコ1号様
    初めまして。突然のコメント失礼致します。
    ふと90年代-2000年代のアナログな同人活動や個人サイト全盛時代が懐かしくなり検索等しておりましたところヒロコ1号様のサイトへたどり着きました、凛 さとなと申します。
    過去の記事等「そうそう!」という気持ちでとても懐かしく、楽しく拝読させて頂きました。
    現在は引退され穏やかに過ごされていらっしゃるという記事も拝読し、同人の過去、現在、そしてその後について知ることができとても貴重な記事の数々がとても勉強になりました。
    また、2017年の現在でもサイトを更新されていらっしゃることに感動致しております。
    過去の記事で「どういう方がこのブログを閲覧しているかわからない」
    との文面を拝見致しましたが、当時を懐かしむ者の一人として(笑)これからも更新楽しみに致しております。
    それでは、突然のコメント失礼致しました。

  4. ヒロコ1号 より:

    >凛 さとなさん
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    同人はやめましたが、何かを発信することは好きなので、今は二次創作のかわりに昔の思い出話を公開しています。楽しんでいただけて嬉しいです。

    同人活動中はSNSもしっかり利用して、ブクマ数勝負や解釈違いの争いで名誉の負傷が絶えませんでしたが、最後の3年間は個人サイトに戻って平和に過ごしていました。個人サイト全盛時代がもう終わってしまったのは事実ですが、今だからこそ良さが分かる気がします。

    同人については「もうやめたから話せること」もたくさんあります。
    私と同年代の方や、今現役で活動していて悩みがある方には、何か引っかかるところがあるような話をしていきたいと思っています。よろしければまた来ていただけると嬉しいです。