同人活動の思い出/同人誌の前書きと後書き

昔と今で明らかに変わったと思うことのひとつに、同人誌の前書きと後書きがあります。

たとえば、今から20年ほど前の同人誌なら、最初の1ページと最後の1ページに長々と前書きと後書きを書いているものが多かったけど、今の同人誌は作者の連絡先が書いてあるだけというシンプルなものが多いです。

連絡先にしても、昔は住所氏名をしっかり書いていましたが、今はメールアドレスが書いてあれば良いほうで、SNSのアカウントしか書いてないものも多いです。
これもまさに時代によるものだけど、前書きと後書きも時代が関係していると思います。

オタクは基本的に、自分の好きな作品や自分が描いた作品について詳しく語りたがります。
同人誌の前書きと後書きは、それを存分に語ることができる場所でした。

なかには、前書きと後書きだけでは飽き足らず、フリートークと称してさらに途中のページに語りを挟んだり、複数人で作っている本だとメンバー同士の対談もありました。

ですが今は、語りたいことがあればWEB上で語れるし、そちらのほうが反応も貰いやすいため、本のほうに書く必要が無くなってきました。私も若い頃は長い前書きと後書きを書いてましたが、オンラインが普及してからは、前書きと後書きはあまり書かなくなりました。

同人誌の前書きと後書きに書くことと言えば「その本で取り扱っているジャンル・キャラ・カップリングの話」「原稿を描いていた時の裏話」「自分の近況」といった感じですが、今の時代なら、それはもっと多くの人が見てくれるWEB上で語ったほうが楽しいのです。
本は作品を載せるためだけのもので良くなりました。

ちなみに、私が昔描いた自分の同人誌の前書きと後書きを、今読んでみると…
黒歴史すぎて、過去の自分を殴り倒したくなりますね!!!(´・ω・`)

死ぬほどどうでもいい内容の文章が1ページにビッシリと書いてあって、どうでもいいだけならまだしも、誤字・誤用でアホさを晒し、他作家さんや他ジャンルに対する失礼な発言もあるし、これを自分が書いたとは思いたくないレベルです。
これなら、へたくそでも普通に漫画だけを載せていたほうが好印象です。

不思議なことに、自分の古い漫画やイラストなどの作品を見るのは、多少の恥ずかしさはあったとしても嫌悪感は感じません。だけど、トークの類で古いものを読み返すのは、昔の自分をブッ殺したくなるほどツライ気持ちになります。

「余計なことを言わないで作品だけ描いてるのが正解」というのは、まさに真理です。

もしかしたら、今の同人誌の「前書きと後書きを書かない仕様」は、こういった黒歴史を印刷物として残すことを回避するためでもあるのではないでしょうか。正直、私と同じ時代に同人誌を作っていた人なら、ほかにも同じような黒歴史持ちが結構いるはずです。私は詳しいのです。

WEB上の失言なら、マズくなったら消すこともできますし、拡散されたとしても時間がたてば忘れられます。でも、約20年の時をこえて自分自身に強烈なダメージを与えてくる過去の自分の「前書きと後書き」は、どうしようもなくしっかりと手元にあるのです。最大の敵は自分です。

今の子は「昔の自分が書いた前書きと後書き」で死にそうな思いをしなくていいんだと考えると、とてもうらやましいです。以下の記事では、私が実際に昔書いた前書きと後書きを晒します。

前回の記事で、同人誌の前書き&後書き&フリートークにまつわる黒歴史を語りましたが、具体例をあげずに「うわー黒歴史だー!」と叫んでるだけなのもアレなので、実際に私が昔作った同人誌に書いた文章を公開して、...
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