同人活動の思い出/実のところ愛だけでは難しい場合もある

2015年1月頃、インテックス大阪のイベントにサークル参加をしたのですが、開場前に準備をしていた時に、隣のサークルの人たち3人(かなり若い)が話をしているのが聞こえてきました。

「○○(ジャンル名)はもう売れないから描かない」
「次に売れそうなジャンルは何だろう」
「あー、チヤホヤされたい」

おばちゃんが若い頃は、こういうのは「思ってても言わない」のが暗黙のルールだった気がするのですが、時代は変わりました(・∀・)まあ昔の人も言わなくても思ってはいたので、それを考えると今の子のように「思ってることを正直に言う」のは良いことのような気もします。

ちなみに隣のサークルの本は「表紙だけキレイで中身はスカスカ」というよくあるパターンで、その中身の無い漫画でチヤホヤされるのは、ジャンル問わず難しいんじゃないかなと思いました。

創作をする人って、部外者からは「利益のことを考えずに好きなものを作っている」心の美しい人に見えるかもしれませんが(え、見えない?)人が集まる場所である限り、売れない人が売れてる人を妬んだり、二次創作ならカップリングの派閥とか、争いやマイナスの感情は普通に生まれます。

特に二次創作の場合、同じ人が作った本でも、流行ジャンルとマイナージャンルでは売り上げ数が違うのです。二次創作は基本的に、描き手の実力ではなく、ジャンルやキャラの人気のおかげで売れたり売れなかったりします。

「売れなくてもいいから自分はこのジャンルをかきたい」というほどの覚悟が無ければ、つい売れるほうのジャンルに行ってしまうのも仕方ありませんし、だからこそ、マイナージャンルをずっと続けている人の愛情がどれほどスゴイものかもよく分かります。

マイナージャンルでも、上手い人が描いていたり、たくさん本を出して精力的に活動していれば注目されますが、それでも流行ジャンルに比べると人口の規模が違います。
「感想をたくさんもらえないとやる気が出ない」「仲間がいないと寂しい」という人は、わざわざ人の少ないジャンルには行きません。

私も現役時代は、多少はそういうものに引きずられていたかもしれません。
でもさすがに、売れるためだけに興味の無いジャンルに行くという発想はありませんでした。ですが一方で、本当に売り上げや感想のためだけに、好きでもない流行ジャンルに行く人もいました。

しかし、そのような人を安易に責めることはできないのです。何を目的に活動するかは人それぞれだからです…ということを、私は20年以上経ってやっと考えられるようになりました。

今思えば、私が23年も同人を続けられたのは、ハマったジャンルの規模や空気とか、感想をくれる人とか、そういったものに恵まれていたからでもあるんでしょうね。

最初から居心地が悪かったり、感想がもらえなければ、若いうちにやめていたかもしれません。
若いうちにやめていたほうが時間をムダにしなくて済ん(略)いやいや、なんでもありません。

スポンサーリンク

当ブログは JSNレンタルサーバー で運営しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする