同人活動の思い出/オレの嫁のための戦争

ヒロイン論争と言えば、私の現役時代で印象深いのはFF7のティファ派VSエアリス派や、マクロスFのシェリル派VSランカ派などですが、これももう昔の話で、今はまた新しい作品でみんな戦っているんだろうなと思いを馳せる今日このごろです。

恋愛ゲームの攻略キャラの中で誰が一番好きかとか、複数ある原作シリーズの中でどれが一番面白いかとか、真剣に2次元にハマっている人には、必ずその人にとっての「一番」が存在します。

自分で漫画や小説をかける人は「自分の推しキャラが一番」な内容の二次創作を作ります。
その中でも攻撃的な人は、作中で他のキャラの扱いを悪くしたりします。

それをウッカリ読んだ他のキャラのファンが、むかつくけど直接文句は言えない場合、対抗して自分の推しキャラの二次創作を作ります。
その中でも攻撃的な人は、対抗キャラを叩くような内容を盛り込んだりします。
それをウッカリ読んだ他の人が(以下無限ループ)

また、同じキャラが好きな人同士でも、必ず仲良くなれるとは限りません。
そのキャラのどういう所が好きでどんなキャラだと解釈しているかは、ひとりひとり違うので、そこが相容れない場合は戦争です。
ある意味、別のキャラが好きな人同士よりもひどい泥仕合になるかもしれません。

さらに、このように戦っている人達にウンザリした平和主義の人が、不穏な空気に反発するためにほのぼのした二次創作を作ることもあります。この場合、作品の内容が平和であればあるほど、作った人の内にある感情は激しいものだと推測できます。

相手をグーで殴る腕力の無い人達が、作品で殴り合うという手段を使って戦うのです。
関係無い人から見れば、何をそんなに必死になっているのか理解できないでしょう。
でも、濃い趣味の世界とはそういうもので、そこまで必死な人がいるからこそ、その世界が盛り上がって長く続いていくのです。

もし全員が「何でも受け入れればいい」とか「相手を否定する必要は無い」と考えていたら、異常な人数の人がイベントに集まることも無いし、大量の同人誌も発行されないし、グッズが奪い合われるように売れていくことも無いと思います。
人を動かすエネルギーの中で最も強いものは、怒りと闘争心です。

そんな中で、戦いから離れてのんびりと楽しんでいる人達も、もちろん存在します。
どういうスタイルで活動するかは自由ですし、つらい事がある中でも自分のツボにぴったり合う二次創作を見つけることができたら、その喜びは何ものにも代えられません。

あなたは、あなたの最愛のキャラのために戦ったことがありますか?
相手をジャンルから追い出しだり、描くことをやめてしまうほど攻撃したり、逆に自分が戦死してしばらく再起不能になったり…何もかもが懐かしいです。

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