同人活動の思い出/無料配布サークルをやっていた頃の思い出

私が同人誌を作り始めたのは、高校入学してから(1992年以降)です。
それから20年以上、サークル側として本を作ったり、WEBで作品を展示したり、何らかの形で同人の世界と関わってきましたが、今は引退してこのブログをやっています。

同人誌には二次創作もオリジナルも両方ありますが、私がやっていたのは二次創作(既存の作品のパロディ)です。知ってる人には説明するまでもないけど、知らない人に説明するのは本当に難しい世界です。というか、知らない人は知らないままのほうがいいです。

ところで、同人誌は「儲からない」「初参加では売れない」と言われることが多いけど、私は「儲からない人のほうが多いけど儲けている人もいる」が正確な回答だと思います。

絵がうまくてタイミング良く流行のジャンルに乗ってネタのセンスもあってSNSでウケる絵や漫画をマメに投下して事前にファンを集めて、多すぎず少なすぎないちょうどいい部数を見極めて本を作れば、イベント初参加で黒字を出せる人もいます。

ただしその場合、ファンの質も重要です。WEB上であなたの作品に感想を送ってくれる人が「お金を出して本を買ってくれるタイプ」なのか「WEBでタダ見するだけでいいタイプ」なのか、どちらが多いのかをきちんと把握しなければなりません。

後者が多いと、調子に乗って大量に作ったらイベント当日全然売れないとか、そんな結果が待っていますのでご注意ください。そのような現場に立ち会うと本当に悲惨です。

私が同人を始めた頃は、SNSどころかネット自体が無かったので、イベント初参加で私の本を買ってくれたのはほとんどが知り合いでした。それでもたまに、通りすがりの人が気に入って買ってくれたりして、大赤字でも楽しいと思える初参加でした。

ちなみに、私が初めて印刷屋さんに頼んで刷ってもらった同人誌は、吉田秋生先生の「BANANA FISH」のパロディ本です。オールキャラギャグでした。
印刷屋さんは、今も同人誌印刷で重宝されている 栄光 さんで、現物もあります。

昔の自分の絵を見るのは恥ずかしいと言うけど、20年経つと1周回って平気になってきます。

ですが、長年やっているうちに、版権ものの二次創作で(たとえ印刷代や経費がかかっていて赤字でも)お金を取ることに個人的に疑問を持つようになり、最終的に私は「無料配布サークル」になりました。突然ナナメ上な展開で申し訳ありませんが、私は実際にそういう同人活動をしていました。

すべての本を無料配布しているサークルはとても稀な存在ですし、本当にイレギュラーなので、同人のノウハウを語る場では話題になりません。
でも、話題にならなくても存在はしています(私以外に1人だけ見たことがある)ので、自分もそうしていいのかなと勇気をもらって、3年間ほど無料配布サークルをやっていました。

無料配布サークルの利点は「お金のトラブルが発生しない」「お釣りの小銭(重い)を用意しなくていい」「スペースを無人にして買い物に行っても大丈夫」など、結構イイですよ。
無料配布サークルだと知らずに来た人は「無料」と書いてあっても財布を取りだしてくるので、それをやんわり止めるくらいのコミュ力は必要ですが(・∀・)

儲けるためにやっている人にとってはあり得ない方法ですが、「本は作りたいし読んでもらいたいけど、お金は別にいらない」人にはオススメです。

同人誌の値段にも相場というものはありますが、強制ではありません。
基本的には作った人が自由に決めていいので、私は「0円」にしたというだけのことです。

だからと言って、イベントに参加しているサークルが全部本を無料配布にしたら、会場の様子がどうなってしまうのか分からなくて怖いので、そうなることは望んでいません。
大手サークルではない私が、目立たないように独断でやっていたからいいのです。

ちなみに、版権ものの二次創作ではお金は取りたくないけど、オリジナルイラストなら少しでもお金を取りたいと思ってるので、今は自分の絵の収益化について考え中です。

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