磁気刺激治療(TMS)体験記その3/カウンセリングのぬくもり

治療10回目が終了しました。治療の効果の表れ方には個人差があり、普通に徐々に良くなっていく人もいれば、最終的に良くなるまで波がある人もいます。

私の場合、まず治療を始めてから間もなく「死にたい」感が薄れてきました。
環境はこれまでと変わっていないのに、これまでのように無駄にどん底な気分になることが少なくなり、休みの日でも早く起きて行動できるようになりました。

しかしまだ治療は10回目です。全30回のうち3分の1しか終わっていないため、まだ不安定です。
自分の気分が、周囲の環境や自分の意思とは関係なく上下する感覚は、とても興味深いです。
自分という存在は、自分で思っているほど確かなものではないのです。
脳から出る物質や信号で動いている肉体である自分が、ちょっと面白くなってきました。

治療と並行して、カウンセリングも受けています。
私は「心療内科のカウンセリングとはどういうものだろう?」と、無駄に興味を持っていました。
自分がそんなものを受けることになるとは、これまでの人生で想像もしていなかったからです。

そしてカウンセリングを受けた結果、人と話すのっていいかも!と、やたらハイになりました。

実を言うと、私は同人活動をやめてからは、家族や職場の人たち以外とまともに会話をしていませんでした。同人活動をしていた頃は、イベントやオフ会で、読者さんや交流していた人たちと直接会話をしていましたが、同人活動をやめたら当然そんな機会は無くなりました。

そして、同人関係以外の学校の同窓生などとは、年賀状のやり取りしかありません。
会う気も無いのに「今年は会いたいですね」とか書く、あの超無意味なやり取りです。

とにかく「家族や職場以外の人と30分間も会話をする」という体験自体がかなり新鮮でした。
しかもカウンセリングでは、これまで人に話したことが無かったような生い立ちや自分の考えも話すことになるから、本当にものすごい刺激でした。

でも、過去の同人のツイッター交流に戻りたいかというと、どう考えてもNOです。
そもそも、今こんな風に病院に行くハメになってるのが、お前らのせいじゃねーか!治療費出せ!って感じですので、新しい交流に可能性は見出したいけど、相手は今度こそ慎重に選びたいです。

現時点で、同じうつ病の方がこの記事を読んだら、私がとても軽症なことは分かると思います。
でも、軽症なうちに早く病院へ行くことこそが大事なのです。
弱りきっている人ほど、いざ受診に踏み切る時は、心療内科に行けば何もかも解決してくれると期待してしまうと思うのですが、そこまで弱るまで我慢するのは危険です。

もし自分の思い通りの対応をしてもらえなかったとしても、そこで力尽きない程度の余力は残して受診するべきです。他の病気と同じで、早期発見&早期治療が大事なのです。
2年放置した私が言うのも何なのですが(・ω・)

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コメント

  1. まこT より:

    ヒロコ1号さまこんにちは。うつが良くなられたようでよかったですね。安心しました。
    うつ病は心の風邪どころか、心の癌とも言える大変な病気だそうで、重症化する前に早期発見・早期治療できて本当によかったです。
    メンタルの問題も、臆せずにプロの手を借りてメンテナンスすることは大事ですね。
    アメリカでは、フィットネスジムに行く感覚でカウンセリングを受ける人も多いそうです。日本も早くそうなるといいと思います。

    さて不躾な質問かもしれず申し訳ないのですが、カウンセリングでは本当のことを本音で洗いざらい話さないと効果は出ないですよね。
    オタク趣味や同人やBL二次創作のことって、カウンセラーには話しづらそうですが、悩みの根本原因がそこであれば言わないと解決しなそうです。そのへんはぶっちゃけてお話しできたのでしょうか?

    ぼくもカウンセリングに興味はあるのですが、オタク趣味のことを相談する勇気がわきません。まず趣味自体やのめり込みについて、カウンセラーに理解してもらえるか疑問に感じてしまいます。かといってそこをぼかすと受ける意味がなくなりますし。
    ジムのトレーナー感覚で相談してみたいと思いつつ、まだ躊躇しています。

  2. ヒロコ1号 より:

    >まこTさん
    こんにちは。私も受診するまでにかなり躊躇したという感覚があるのですが、実際はもっと重症化しても病院へ行けない人も多いと思います。というか、重症化すればするほど自分で病院へ行くことが難しくなるので、気軽に早めに受診することが大事ですね。

    同人のことは必要以上にマニアックにならないように、でもできるだけ詳しく話しました。
    自分でイラストや漫画を描いて、ネットで発表したり自費出版で本を出したりしていたことを話し、同じ趣味の人と交流するためにツイッターを始めたけれどそこでストレスが溜まり人間不信になったことを伝えました。二次創作がどういうものかについてもわりと噛み砕いて説明しましたが、カウンセラーさんが理解してくれたかはちょっと不明です。

    私の場合、結局のところは「SNS疲れ」なので、それならオタクではなくても陥っている人はたくさんいます。そんなわけで、ツイッターあるあるな愚痴を聞いてもらったり、自分が腹を立てた原因について冷静に考え直す作業などをしました。

    オタク趣味に真剣にのめり込むことについては、いくらカウンセラーさんと言えども、実際に同じ経験をした人でないと感覚的に理解するのは難しいと思われます。
    ですが、心療内科に来る人にはさまざまな事情があり、私が思いもよらない内容のものもあるはずです。むしろ新たなケースを提供するつもりで相談しようと私は考えました。

  3. まこT より:

    ヒロコ1号さま、こんばんは。
    レスありがとうございます。案外率直に相談しても大丈夫そうですね。
    考えてみればコミケに毎回50万人が集まる時代ですし、オタクがカウンセリングに来ることもあるでしょう。もっと波乱万丈な人生を送られた方もたくさん来ていそうですから、プロのカウンセラーさんなら今時オタクくらいでは驚かないかもしれませんね。
    また場所がオタク趣味だっただけで人間関係のトラブルには変わりなく、SNSでそれが起きれば「SNS疲れ」になるわけで、そう考えれば別に突飛な相談でもないということですね。納得しました。貴重な体験をお話しいただき感謝いたします。

  4. ヒロコ1号 より:

    >まこTさん
    こんばんは。オタクは自分の趣味の話を同族以外にするのを嫌がる人が多いですよね。
    私も以前はそうでしたが、今は歳を取って同人もやめてオタク趣味に対する考え方も穏やかになったので、普通に話すことができるようになりました。

    ただ、その「考え方が穏やかになった」きっかけが、SNS疲れによる限界突破というのがなんとも皮肉です。心が折れたからオタク趣味に対して冷静になることができ、冷静になれたからカウンセラーさんに過不足無く伝えることができたのです。
    そう考えると、やはり自分と同じような人は増えて欲しくないなあと思います。