生誕120年 東郷青児展 夢と現(うつつ)の女たち

「生誕120年 東郷青児展 夢と現(うつつ)の女たち」に行ってきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2018年2月16日(金)~2018年4月15日(日) あべのハルカス美術館

東郷青児と言えば、デパートの包装紙などの超オシャレなイラストを思い出します。
チケットに印刷されている「望郷」も、どこかで見た覚えがあるけど、どこで見たかは忘れてしまいました。この造り物のような現実感の無い少女の空気は、とても私好みです。

今回の展覧会は、戦後に「東郷様式」と呼ばれるスタイルが確立する1950年代末までの作品を中心に集めていて、彼の画風がどのように形成されていったのかがよく分かりました。
ひと目見て「これはあの人の絵だ」と分かるかどうかは、漫画イラストでも重要なことだと思いますが、そのように完成された絵柄も、そこへ至る過程というものがあるのです。

モダンで優雅な雰囲気のある「青児美人」ですが、そこへ至るまでの作品も、女性の描写はやはり美しいと思いました。東郷青児は私生活でも恋多き人だったそうです。
作品とは別に彼の若い頃の写真も展示されていましたが、イケメンで驚きました。
あの容姿であんな絵を描いていて、実際売れてたらそりゃモテますわ(・∀・)

女性関係が華やかだから美しい女性が描けるのかな?なんて思ったけど、オタク界ではリアルで女性と縁が無いからこそ現実離れした美少女が描けるというパターンもあります。
こればかりはどちらが有効なのか、いまだに答えが出ません。

女性はやたら幻想的に描かれているけど、たまに絵の中に登場する男性は普通に人間らしくて、まったく幻想的な感じがしないのも良いです。私は「白い花」が特に好きです。

東郷青児の作品は、小さい印刷物で見るとシンプルで小綺麗な感じだけど、実物の油絵を見ると思いのほか迫力があります。百貨店の壁画など、サイズの大きな作品も多いのに、どれも塗りが均一でなめらかで、とてもすごい技術だと感じました。

印刷物のほうは、本の装丁も雑誌の表紙イラストもオシャレすぎてつらい。
こういうのを持っていたらオシャレな人認定されるだろう的な雰囲気があります。

モザイクタイルの裸婦も素晴らしかったです。モザイクタイルは大きいドット絵のようなものですが、タイルなのに柔らかそうな裸婦の身体に見入ってしまいました。

いつも思うけど、こういう人にデジタルの画材を渡したらどんなものを描くのか、とても気になるのですが、どうにも実現不可能なのが残念です。

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