ジブリの立体建造物展

「ジブリの立体建造物展」に行ってきました。開催会場と期間は以下の通りです。

2017年12月2日(土)~2018年2月5日(月) あべのハルカス美術館

スタジオジブリのアニメはおおむね好きですが、見ていないものもいくつかあります。
その程度のニワカである私でも、ものすごく楽しめる展示でした!
まずこの手描き風の会場MAPがすごく可愛い。

小学5年生の頃、学校のレクリエーションで上映された「天空の城ラピュタ」が、私のジブリアニメ初体験でした。私を含め他の子達も全員「学校で上映するものなんてどうせつまんないだろ」とナメまくっていたのですが、上映が始まったら面白くて夢中になって、学年全員が体育館に集合していたにもかかわらず、騒ぐ子は1人もいませんでした。

終わった後のクラスの男子の感想は「学校にしては面白いのをやってくれた」でした。
どんだけ期待されてないんだ学校…今の学校は昔よりはマシだと信じています。

そんな昭和生まれの人間の思い出話は置いといて、ジブリ作品と言えば作中に出てくる建造物がなんかすごい!というのは、ニワカの私にもすぐに分かることです。
この展覧会は、そんなジブリ作品の建造物に焦点を当てて、背景画や美術ボード、美術設定などの資料を公開しています。あと、代表的な建造物の立体模型もあります。

私はどうしてもキャラクターやストーリーを見ることに集中してしまうので、建造物や背景のディテールは見逃してしまうことが多いです。「となりのトトロ」の草壁家が、洋風の家と日本家屋が合体した建物だというのも、言われなきゃ気付かなかったくらいです。

これは大正末期から昭和初期にかけて実際にあった「文化住宅」というもので、西洋から入ってきたものを排除するのでもなく、融合するのでもなく、隣に置くという優しい考えでできたものだそうです。それを踏まえたうえで、草壁家の模型もじっくり見てきました。

ジブリの世界観は「懐かしさ」を与えてくれると言われているし、私も確かにそれは感じています。でも、自分が子供の頃、現実にジブリ作品のような風景があったかというと、決してそうではない。やはりジブリの世界は架空のもので、現実よりキレイなのです。

それなのに懐かしさを感じるというのは、冷静に考えるとなんか怖っ!( ゚д゚)と思ってしまいます。私は昭和生まれだから(現実の昭和とは違っていたとしても)なんとなく昭和っぽいイメージの風景を「懐かしい」と感じてもおかしくないけど、平成生まれの人は昭和っぽいものを「懐かしい」と感じるのか?そこに気付いてしまうと、私よりもっと後に生まれた人は、ジブリの世界の空気をどのように受け止めているのか気になってきます。

展覧会に来ていた他のお客さんが、けっこう若い人が多いように感じたので、ますます気になってきました。ジブリの「なんか懐かしい感じ」は、平成生まれにも通じるのか!?

展覧会の見どころとして、人の生活に欠かせない建物の魅力のひとつに「人との接点」がありますが、最近の建物はその本来の魅力が無くなっているという問題提起があります。

ジブリ作品の建物は、そこで暮らす人々との関係性を感じられる個性的なものばかりで、確かにあんな所に住んでいたら心が豊かになりそうです。でも私は、現代の建物のように、ただ必要なスペースが用意されているだけの状態も美しいと思っています。
それはジブリ的には味気無いことなのでしょう。

もしもこの先、私もジブリ作品に出てきそうな建物に住む機会があれば、この展覧会の趣旨を本当の意味で理解できるかもしれません(・∀・)

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