土佐光起生誕400年 近世やまと絵の開花 -和のエレガンス-

大阪市立美術館の特別陳列「近世やまと絵の開花 -和のエレガンス-」を見てきました。
開催会場と期間は以下の通りです。

2017年9月2日(土)~10月1日(日) 大阪市立美術館

土佐光起(とさ みつおき)は江戸時代の土佐派を代表する絵師ですが、ライバルの狩野派や宋元画にも学び、従来のやまと絵に繊細な写生描法を取り入れました。
チケットに印刷されているのは「斎宮女御像」の一部分ですが、ナマで見ると人物の髪や着物の柄、表情などの描き込みが本当に細やかで華やかです。

描いた人のテクニックが凄いのは勿論だけど、画材の発色がやたら鮮明で安定してるのにも驚きます。画材は今のほうが進化してるはずなのに、こんなのどうやって描いたんだろうと思うほど美しいです。江戸時代や桃山時代の源氏物語図屏風も併せて展示されてました(こちらも大きくて迫力ありました)が、絵の繊細なタッチは光起のが圧倒的にすごいです。

物語の絵巻も素晴らしいけど、鶉(うずら)を描いた絵も良いです。普段は「うずらたまご美味しい!」としか思ってないけど、肉のほうは美味しいのでしょうか?

私は一応国文学科卒なので、日本の絵画は大学時代にいろいろ見る機会がありました。
でも印刷物ではない実物を見る機会は貴重なので、展覧会はテンションが上がります。

源氏物語絵巻はとてもメジャーで、確かに見た目はキレイなのですが、ストーリーを思い出すと「ただしイケメンに限る」としか言いようが無くて、イイ感じに残念です。
光源氏がイケメンなおかげで、トンデモな展開でも許されているという感じです。

大学で源氏物語の勉強をしていた時、このイイ感じの残念さをどう表現したらいいだろうかと悩んでたけど、今なら「ただしイケメンに限る」という言葉がしっくりきます。
当時は無かった言葉なので(・ω・)そう考えると時代の流れってすげー!

「イケメン無罪」は平安時代から健在だったようです。
絵巻の美しさからそれを感じ取って、感動するのも楽しいです。

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